「あそこだ! あそこに いるよ!」スペックスは さけびました
「まあ! わたしの かわいい ぼうや!」いちばん おおきな ふわふわうさぎが かけよってきて
サンダーバニーを きつく だきしめました
そうです サンダーバニーの おかあさんだったのです
うさぎの おやこは だきあいながら たくさんの うれしなみだを ながしました
その なみだは やさしい あめ になって じめんを ぬらしました
サンダーバニーの おにいさんは
3にんに おれいを いうと なにが おこったのかを おしえてくれました
「ものすごい あらしのときに まだちっちゃかった おとうとの たまごは
す から おちてしまったんです
ぼくたち みんな おとうとには もう あえないと おもっていました」